disc reviewsassya- meets cllctv. -mail interview-

tomohiro

鋭利でジャンク、感情を荒立たせる衝動でリスナーに切り込むオルタナティブトリオ、sassya-。10/12、ついに産み落とした1stフルアルバム、『non communication』に見えた彼らの現行での集大成。そこに込められた感情や意思とはなんだったのか?Vo/Gt. 岩上氏を招き、メールインタビューを行った。

Tomohiro満を持しての1stフルアルバムのリリース、おめでとうございます。まず初めに伺いたいことなのですが、皆さんの年代はおいくつくらいなのでしょう?音楽的な背景も含めて差し支えなければ教えてもらえませんか?実はとても気になっています。

岩上ありがとうございます!
メンバーの年齢は2016年11月現在で、ギターボーカル岩上とドラムの吉原が28歳、ベースのメグミが25歳です。
メンバーの音楽的な背景は皆バラバラで、sassya-に近いようなジャンク系やポストハードコア等の音楽を好んで聴くのは、僕だけですね。
ベースはソロ活動でギター弾き語りをやっていて、そういった系列の音楽をよく聴いてますし、ドラムは雑食系で90年代のオルタナや昔のアイドル等、本当に色々聴いています。

Tomohiro失礼ながら、バンドのキャリアの長さ等を考えて、同年代くらいだと思っていたので、皆さんずっと年上で驚きました。
岩上さんのみがハードコアのリスナーでありながら、こうした音楽が成り立っているのは、メンバー間での意識の共有がしっかりなされているからに感じますね。
皆さんバックグラウンドが異なるわけですが、これはどういった経緯で集まったメンバーなのでしょうか?

岩上大学の音楽サークルで知り合いました。ドラムの吉原は同じ大学で、ベーシストのメグミはサークルの交流校として、別の大学の音楽サークルに入っていました。
単純に2人の演奏が好きでしたし、考え方も面白いので、自然と仲良くなりましたね。
まさかこの歳になっても、一緒にバンドをやっている状況になるとは思いませんでしたが…笑 ありがたい話しです。

Tomohiroなるほど。方向性の一致でのバンドの結成というよりは、人間性や感覚の一致によってsassya-が生まれたのですね。
そんなsassya-の音楽性はいわゆるディスコード周辺のポストハードコアの持つエッジーさや、Snapcase、Helmet等のモダン・ヘヴィネスとの共通性を感じます。これらのジャンルはやはり意識して活動されていますか?また、結成当初からこの方向性で活動するビジョンがあったのでしょうか?

WRITER

tomohiro

エモを中心に枝葉を伸ばして聴いています。アナログな人間でありたいと思っています。野菜がたくさんのったラーメンが好きです。

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