disc reviewsassya- meets cllctv. -mail interview-

tomohiro

岩上そもそも僕はシーンというものがよく分かっていないのですが、sassya-というバンドは良い意味でも悪い意味でもジャンル分けがしにくいので、その通りだと思います。
メンバー全員が定職に就いてるので、限度がありますが、今後はできうる限りライブをやりたいです。観た人が時間が経っても忘れられないようなライブです。
それとベタかもしれないですし、命題のようでもありますが、1人でも多くの人にニューアルバムの『non communication』を聴いてもらいたいです。
sassya-というバンドが広がってほしいという思いもありますが、それよりも強く思うのが、悶々として感情の行き場を探しているような人に聴いてもらいたいという感情です。
僕もそうだったように、音楽に感化されて何かしらプラスの行動を起こしてもらえたら、凄く嬉しいです。
そういう人へ届く為に、ライブを含めて1人でも多くの人に聴いてもらう努力をしたいですね。

Tomohiro聞き手の感情を解決するのは必ずしもポジティブなエネルギーではありませんからね。僕もenvyやheaven in her armsを聴いている時、それでしか救われない感情のようなものを感じます。そういった音楽の体験談が何か具体的にあったら教えてください。

岩上僕は14歳から4~5年間くらい引きこもりだったのですが、その期間はずっと音楽を聴き続けていました。憂鬱を吹き飛ばす為に音楽を聴いてました。その中でもサンボマスターが特に好きでよく聴いてましたね。(3rdアルバムを出した時くらいまでは特に)
引きこもりから脱却したキッカケになったのも、生まれて初めてライブハウスに行って観た、サンボマスターのライブでした。確か18歳くらいの時だったと思います。
そのライブがあまりにも凄くて、未だに鮮明に覚えています。先ずサンボマスター三人の爆発力というかエナジーがあまりにも凄くて、それに加えて、メンバーに反応するように300~400人のお客さんが渦のように動いて熱狂している様がショッキングで、バンドってこんなに凄い事が出来るのかと驚きました。
それに感化されてバンドをやる為に上京して大学へ行きました。
何個かやって、やっとsassya-というしっかりと形になるバンドがやれて本当に良かったなと思いますね。

Tomohirosassya-に通じる音楽、バンドの原体験がサンボマスターだったこと、誰が予想できたでしょうか!
こうして一人の人間を音楽の道へと後押しした音楽があったことが、今の岩上さん道を形作っているのですね。
sassya-という音楽が持つあふれんばかりのエネルギーが、また誰かにとっての後押しとなるのならば、それはとても素晴らしいことですね。
今回のインタビュー、一貫して岩上さんからの音楽への情熱、それを伝えるための研鑽がひしひしと感じられました。
これはただCDを聞いていただけでは僕にはわかりえなかったことで、今回こうして機会を持てたことは、僕としてもとてもありがたいことでした。
今後もますますの活躍、確信しています。今回はありがとうございました!

岩上ありがとうございました!

今回、リリースに際してのインタビューであった、『non communication』。 そこに込められた思いや情熱の一端を、今回のインタビューで感じ取ってくれたら嬉しいです。 当サイト派生のディストロ、bookshelf distroにおいても、『non communication』を取り扱っております。琴線に触れた方は、是非、お買い求めいただけたら幸いです。

LIVE SCHEDULE

2016/12/04(日)西荻窪FLAT
sassya- 1st full album"non communication" Release Live Vol.2
【出演】
sassya- / SUNDAY BLOODY SUNDAY / thepath / WOTZIT
one point four three
adv¥1,500/door¥1,800
open 17:00 / start 17:30

2017/1/14(土)西荻窪FLAT
suckville pre.”stereo raper”
【出演】
suckville / fredelica / sassya- / who cares / イェン・ツー・パオ / 西之カオティック / and more...

2017/1/28(土)西荻窪FLAT
VOTZCO 7"EP RELEASE SHOW
"Vision or Thrill Vol.1"
【出演】
VOTZCO / THE GUAYS / shipyards / じゃじゅうか / sassya-

WRITER

tomohiro

エモを中心に枝葉を伸ばして聴いています。アナログな人間でありたいと思っています。野菜がたくさんのったラーメンが好きです。

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