「 Shoegazer 」に関する記事一覧(9件)

DISC REVIEW

2017年1月12日

恨みと怒り、悲観と諦観、轟音と静寂の間で

きのこ帝国渦になる東京の4人組バンド、きのこ帝国のインディーズ1st。最近ではまた違った音楽性を模索しているようであるが、この頃はポストロック、シューゲイザーの影響を受けた轟音オルタナな楽曲を中心にプレイしていた。Gt...

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2016年11月25日

スウィートノイズ・ボーイシンギングウィズレディ

WestkustLast Forever日々音楽を愛し、こうして僕の文章を読みに来てくれている”オタク”の皆さんなら、おそらく「このキーワードがあればハズレはない」ような音楽を掘り下げるにあたってのキーワードがあるの...

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2015年12月8日

満たされる厚塗りの残響の影、蒼き炎燃ゆ

COLD KITCHEN断罪のフィードバック2001年にVo/Gt. 山下によって結成され、2006年にBa. 宇野(GOLIATH, ex-ART-SCHOOL)、Dr. 横掘の加入によってその頭角を現したシューゲイジングオルタナティブ、CO...

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2015年11月24日

ネオ・シューゲイザーの夜明けを見据える翠の双眸

Amusement Parks On FireRoad Eyes2006年にサマーソニックで来日を果たした、イギリスのシューゲイザー通過型ギターロックバンド、Amusement Parks On Fireが2010年にリリースした3rdアルバム。メインストリーム感...

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2015年11月13日

モノクロのフィルターを通じる、扇動的情景と無味乾燥な生死

NothingGuilty of Everything  新世代型シューゲイザーとでも呼べるような、包み込む轟音とハードコアライクなダイナミックなリズム隊との融合が非常にディストピア的で美しい、アメリカはペンシルバニアの4人組、Nothingの...

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2015年9月11日

方舟すら押し流す、黒曜の激流葬

Aysularelease meそれは音の洪水とかそういったものでなく、もはや濁流に近い。足し算に足し算を繰り返したマッシヴなシューゲイズサウンドは、ある種ユートピア的で安らかな音像を特徴とするシューゲイザーの正統とは異なり、そうい...

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2015年8月28日

深く暗い赤、意識を囚われるメビウスの輪

Serena ManeeshSerena Maneesh 2: Abyss In B-Minor反響し、呼応していく硬質なノイズ音とフィードバック、ミニマルでグルーヴィなリズムワークに折り重なる浮遊感ある飽和的な音像と、時折浮かび上がる憂いを帯びたボーカル。錆色の液体の中をゆっくりと沈んでいくよ...

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2015年8月1日

ホラーでヘヴィ、甘酸っぱくてメロウ、轟音混戦地帯

The Earth EarthPop Confusion本州最北端の地、青森が産んだシューゲイザー・ガレージ・バンド、The Earth Earthのアルバム。シューゲイザー・ガレージ、何とも聞き慣れない言葉かもしれないが、#1を聞くだけでその疑問はすぐさ...

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2015年5月26日

割れたステンドグラス、壊れた賛美歌

Xinlisupreme4 Bombs再生ボタンを押すと同時に溢れ出す圧倒的物量、情報量のノイズと、切なく流麗な旋律の暴力的なコラボレーションにより織り成される壊れた物語。アヴァンギャルドなその音楽性の鮮烈さにより、世界的にも注目を受け、...