「 Post rock 」に関する記事一覧(32件)

DISC REVIEW

2018年9月29日

地に馴染む橙と切れ間無き道に思いを馳せて

猿ダコンクリート空の下、足の先大阪のアンダーグラウンドで、ポストロック/エモの独自解釈を続け、ついにはインプロ的解放感と日本語歌唱に宿る土着的芳醇さが同居してしまったバンド、猿ダコンクリートの2nd mini。 アマゾンの販売ペー...

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2018年8月25日

脈動する星々と、零れ落ちる夜空、粟立つ地平

UlmAfter Dark名古屋で結成された4ピースシネマティックポストロック、Ulmの1st。monoからの強い影響を語りつつ、さらにはVirgin Babylon Records周辺のVampilliaを始めとするエクスト...

DISC REVIEW

2018年2月17日

左右上下、千鳥足と釈迦の糸、手繰り寄せたら

corner of kanto昼の庭2013年に前身を結成し、2016年に今の形態での活動を開始、2017年末に1st albumをリリース。関東の端で結成されたから、”corner of kanto“と人を食っ...

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2018年2月10日

淡く紫に薫る、ひとひらの光芒、醒めることなく続く

wakamiyaawa e.p.wakamiyaというバンドは、僕が知る間でも大きくその形を変えてきたバンドだ。僕がこのバンドと出会ったのは、確か2012年だかそれぐらいで、僕の友人が、地元のライブハウスへ自主企画で招いていた時に見...

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2017年11月24日

焼けた街に降る墨色と、記憶に射す蒼い燦めき

AerialBlack Rain From the Bombing これは2ndの曲だが、彼等屈指の名曲だと思う。北欧系インディポップ味のあるアルペジオ、意外と芯のあるボーカル、エモバーストと美味しいの全部入り。 スウェーデンのエモーティブポストロックバンド、Aer...

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2017年9月3日

蟹座から見据える、明暗と光芒の稜線

The Cancer ConspiracyThe Audio Medium地底にポッカリと口を開けるウロの中から響いてくるような、荘厳であり、悲劇的で、ゴシックな佇まいを思わせるピアノのその鳴りが幕を開ける”The Audio Medium”。200...

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2017年6月24日

揚々と踏み鳴らすステップと初夏の薫風によせて

HikesLilt 現在The Fall of Troyとともにジャパンツアーを回っている真っ最中の、USテキサスはオースチンの若手マスロッキン、Hikesの最新作。冒頭に載せたこの動画の楽曲、”Sprin...

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2017年1月12日

恨みと怒り、悲観と諦観、轟音と静寂の間で

きのこ帝国渦になる東京の4人組バンド、きのこ帝国のインディーズ1st。最近ではまた違った音楽性を模索しているようであるが、この頃はポストロック、シューゲイザーの影響を受けた轟音オルタナな楽曲を中心にプレイしていた。Gt...

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2016年12月16日

届かない距離と、そこに息づく体温を綴る

JYOCHO祈りでは届かない距離2016年もいよいよ暮れが迫ってきている。少しずつ今年はどうだったのか、来年はどんな年になるのかと思いを巡らせる人も増えてくる時期だろう。少しずつ、2016という数字を心の中に折り込む、畳み込む準備を...

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2016年9月16日

よく語る声、乱数的喧騒にも明朗に響く

rejuvenated half-faceccmmgrアルバムタイトルは「チーチーモモンガー」と読むらしい。今でこそ聞けば我々のよく知る”残響レコードらしさ”を押さえた女性ボーカル変拍子轟音バンドだね、とでも言ってしまえるのだが。なんとリリースは2006...

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