「 Indie Rock 」に関する記事一覧(61件)

DISC REVIEW

2021年10月8日

夜半に芳る、春雷の芽吹き

LowHey What 轟く残響、異常性の皮を被りながらその芯に慈しみを持つノイズ。そこに重ねられる重力を持った男女の和声。これは全くもって事件なのではないだろうか。スロウコア、サッドコアの根元にその名を挙げられるミネソタ...

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2020年2月9日

長閑に漂う情景と、剽軽な喧騒のミュージック

ophillUFO4Ucllctv.主催のイベント、bookshelfに来てくださってる方々はその名前を知っていることかと思う。名古屋発、ファニーに鳴らすにひねくれポップバンド、ophillが満を辞してのアルバムリリースと...

DISC REVIEW

2019年3月25日

かつての陽光は白亜に宿り、月下にて冷光を放つ

CopelandBlushing アメリカはフロリダ出身のビューティフル・エモ、Copelandの4年ぶりとなる新作。このバンドを聴くきっかけとなったのは、去年colormalのメールインタビューを敢行した時に、彼が自身の楽曲のリフ...

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2018年11月23日

沙汰待ちの子ねずみと、張り付くチューインガムの甘い香り

Peach PitBeing So Normal2016年結成(!)、カナダはバンクーバーの4人組インディバンド、Peach Pit。昨年発売された1st album、”Being So Normal”のレビューです。 さて...

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2018年9月9日

4つ切りの窓の向こう、何気ない空と人と歌がある

Seal PupDifficultiesUSはアトランタ在住のJake Cookによるソロプロジェクト、Seal Pupの1st album。 最近、というかついぞ昨日友人と、 「今はサブスクの時代だけど、結局白盤とかでCDを作って、物販で...

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2018年7月9日

凪とともに匂い立つ潮と、冷たい霧、輪郭の息遣い

Fog LakeCaptainカナダのニューファンドランドのAaron Powellによる宅録プロジェクト、Fog Lakeの最新作。ニューファンドランドは、カナダの東海岸に位置する島であり、海洋性気候ではあるものの、寒流の影響を...

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2018年5月29日

沈む夜半に、衣擦れの間を埋める吐息と残響

Now, NowSaved僕実はNow, Nowがすごく好きなんですよ。いや、知ってたかもしれないんですけど、すごく好きなんです。初めて彼女たちの音楽を聞いたのは多分3年くらい前で、     この動画を見...

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2018年4月29日

波乗りのナードボーイズとぬるい水しぶき

Surfer BloodSnowdoniaアメリカ、フロリダより4人組インディ・サーフ・ロック、Surfer Bloodの4thアルバム。2009年にデビューシングルをリリース後、USインディの一角として進んできた彼らだったが、初期メンバーの...

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2018年2月4日

吹き出す汗も、白地に落ちれば色を映す

microwaveStovallアトランタの4人組オルタナティブロックバンド、microwaveの1stフルレングス。オルタナ・インディーのくくりって難しいなって思いながら、インディーロックの中でも他のジャンルの要素が垣間見えたりす...

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2018年1月19日

卓上に鳴る、問わず語りと眼差しの揺れ

colormalmerkmal僕がcolormalという音楽家のことを知ったのはごく最近のことで、年末にbookshelf distroのメールボックスに届いてたレーベルインフォを通じてであった。メールをもらってからもしばらくは触...

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