「 Alternative 」に関する記事一覧(142件)

DISC REVIEW

2016年6月17日

隣人の衣摺れも途絶えた夜更け、一人口ずさむ夜の始まり

Now, NowNeighbors   僕がこの曲に脳天を撃ち抜かれたのは一昨年の秋だっただろうか。憂いの感情が言語化され、発されているような感覚を覚えるセンシティブでダウナーな歌声、ドライでバシャッとしたスネアの音が特徴的...

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2016年6月10日

耳窩に残る金属質の傷跡には、確かな温度感があった。

caroline rocks白い空気とカーディガンと頭痛 鋭利でキンキンとした鳴りのギターと中性的なミッド~ハイトーンボーカル。支える強靭なリズム隊とメロディアスなギターが白色の鳴りはそのままに、そこに幅のある色調を加えていく。 2005年結成。2012年...

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2016年6月3日

荒さすら泣けるノイジーツインボーカルギターポップ

Marble Guitar CaseClover e.p日本のインディーロックバンド、marble guitar caseの1998年発売のe.p。男女ツインボーカルスタイルとシューゲイザー、オルタナの影響を受けた歪んだギターサウンドが心地よい。この時期の...

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2016年5月27日

芽吹く意志の数々は、吹き抜ける風に明日を託す

GueCharacter京都発、4ピースギターロック、オルタナバンドGueの、セカンドリリースとなる音源、”Character”が5月22日のレコ発企画を持ってリリースされた。 2015年、3月に未だ音源となっていなかった、...

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2016年5月23日

泣き虫ナードが放つ、2016年のブルーアルバム

ナードマグネットCRAZY, STUPID, LOVECDをトレイに入れ、トレイを閉じる。再生ボタンを押す。ギターのハウリングが聞こえて来る。「あれ?”Tired of Sex”?」と思ったところで、疾走するベースラインの登場によって、僕の思考はナードマ...

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2016年5月11日

プログレッシヴに動顚する狂気、緋色の地下室で

惑星アブノーマル何でも無い凶器日本の二人組ユニット、惑星アブノーマルの1stミニアルバム。いろいろな一面を持つ彼女たちであるが、このアルバムはその中でも狂気的な一面を切り取っており、コンセプトアルバムと言ってもいいかもしれない。ボ...

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2016年4月8日

残響の鳴り止む頃、在りし日の青さは褪せ、記憶となる

ジャズマスターが鳴った後にビコーズアイワズヤングe.p.「愛知県岡崎市からやってきました、ジャズマスターが鳴った後にというバンドです。」   彼らのライブで必ず聞くことになる言葉だ。名古屋を中心に活動しながらも、自分たちのホームタウン岡崎への敬愛...

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2016年3月27日

北欧音楽シーンの一角を担う、オルタナティブミュージック

KentVerkligen #3 “Gravitaion”という楽曲。スウェーデンを代表する、オルタナティブ・バンドKent。今回のレビューは96年リリースの2ndアルバムだ。   先日、スウ...

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2016年3月18日

緩やかに、途絶えることなく続く描線の遠景

RenaRENAex-bluebeard, As Meiasのyoshikazuが仕掛ける次なるバンド、Rena。先日満を持して正式なリリース日を迎えたこの音源、一足早く3LAにて購入していたのだが、ようやく彼らにつ...

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2016年2月23日

全てが青かったあの頃、00年代初頭をもう一度

Float down the LiffeyGlider e.p.東京都を中心に活動する男女ツインボーカル編成の4人組、Float down the Liffeyのep。2011年結成の今を生きるバンドでありながら、彼らの持つ空気感はいい意味で2000年代初頭である...

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