disc review生き抜け!フジロック〜ここをキャンプ地とする〜

tomohiro

さて、みなさん。

先の週末はFUJI ROCK FESTIVAL 2019があった週末です。みなさんいかがお過ごしでしたか。今年も昨年に続き、中継があったので、家から見ていた方も多かったかもしれませんね。僕も去年そういう記事を書きました。(これ、一応見終わって即書き始めたんですよ。うまくまとまらなかったので公開に時間がかかったんです。これはその名残です。)

 

しかし、今年は違ったんですよ。今年はですね、行けたんですよ。現地に。過去最悪と言われた豪雨が降り、あらゆる場所が水没、川のようになった悪夢のフジロックに…。

 

今回のテーマはフジロック現地参加3度目の僕が考える、「生き残るためのフジロック」です。どうぞお楽しみください。

 

おしゃれである必要はあるのか?快適に過ごせる最低ラインのファッション

 

フジロックといえば、やはり山登りさながらのショーパン、ハーパンにレギンスを合わせ、足元は登山靴やKEENのサンダル。マウンテンパーカー羽織って目を守るサングラスもクール。

そんな「ガチ」なファッションが思い浮かぶのではないでしょうか。そして、こういうファッションが必須であると言う風潮が、フジロックへのハードルをまたひとつ高くしているのではないか、と僕は思ったりもします。(これは最近のファッションが定型化した山登りにも同じことを思うけども。)

 

これはあえて言っておきたいのですが、「フジロックのために揃えるべき服装」は実のところほぼないと言っていい、と僕は考えています。もちろん、快適にフジロックを楽しみたい、そのためのお金は十分にあるという方は上記の服装が望ましいんですが。

しかし、みんな考えてみてほしいんですよ。我々はフジロックに何をしに行くのか?

そう、我々はフジだからこそ見られる国内、海外を問わない豪華なアーティストたちの共演、それが永遠に続き夜も眠れない、そんな宴を求めているのではないのか?

その最も原初の目的を忘れ、「準備するお金がないからフジには。。。」「揃えるもの多そうだからフジには。。。」などと言っている場合だろうか?違うんじゃないか?

ハードルの高さを感じてフジを諦めないでほしい。

僕が提案する服装は以下です。

  • 日差しを避けられる帽子
  • 肌寒さを回避できる程度の上着
  • 愛用のバンT
  • アマゾンで二千円出せば買えるポンチョ
  • 履き慣れたジーンズ(替えがあれば最強)
  • 防水素材のハイカットスニーカー(僕はパラディウムを愛用しています)

これで3日間いけます。全然いける。

みなさんの普段の生活を思い浮かべた時に追加で買う必要があるものはこの中のどれでしょうか。

おそらく、帽子・ポンチョ・防水の靴、くらいではないですか。逆にいえば、これらは本当に最低限必須であると言うことなんです。

 

基本的な服装なんですが、日が差す時〜曇りの日中は基本的にTシャツ一枚で十分です。25~28度くらいが大体の気温なので、この格好で程よくあせもかきすぎない、くらいのちょうどいい気候がフジの持ち味だなーと。

夜になって少し風が冷たく感じたら、上着やポンチョを羽織れば十分です!

そんなわけなので、足元も長ズボンや防水靴が蒸れすぎてしんどい、と言うことにはあまりならない。とかくちょうどいい気候が素敵ですね。

ただ、日差しだけはとても強いのが気にしなければいけないところです。僕は初年度、テントを張った達成感で晴れ空の下、半パンで昼寝してたらのちに皮膚科に行くことになる程重度の日焼けをしました(めちゃくちゃ痛かった)。なので、晒されやすい首回りの直射日光を柔らげるために帽子は持った方がいいです。ジーンズを推してるのも日焼け止めでカバーしきれないがちな足元を守るためでもあります。

そして、フジは山奥で行われますよね。山は天気が変わりやすいんです。よほどの幸運でなければ雨に降られる。ほぼ必定。

なので、いざという時サッと羽織れるポンチョと、水はけの悪い足元をカバーできる防水靴がおすすめになってくるわけです。

ポンチョは膝から下は覆えないので多少はズボンが濡れてしまうのですが、雨は降るのも急であれば上がるのも早いので、上下完備のレインウェアなんかだと煩雑さが勝るんですよね。多少濡れても汚れても、一日遊びきった後に履き替えるズボンがあればそれで十分だと思います。僕は今年替えのズボン無くてビッシャビシャのジーンズのまま寝たり起きたりして究極だったので、替えはあった方がいいです。

 

足元に関しては僕はパラディウム信者なのでこれを推しておきます。

フジは基本舗装されていない道なので石なども多くて、さらには良い一日を過ごすためにはかなりの距離を歩かねばならないので、ある程度底が厚い靴の方が疲れないんです。パラディウムはスニーカー級の軽さながら、底がしっかり厚くてたくさん歩いても負担になりにくいので、擬似登山靴的に使えて、そんなに高くないしそれなりにカッコいいのでおすすめ。(最近ワークマンから似たデザインの格安防水靴出ましたよね。気になっている。)あとははちゃめちゃな土砂降りにならない限りはハイカットを履いておけば浸水することもないのもポイント高いです。(これ後で見返して思いましたがKEENとそんなに値段変わらなくない???KEENのいいところは濡れた時に足元が不衛生にならないというのがあるのでKEEN良いです。靴下の衛生が終わって僕は今年しんどかったです。)

これで生き延びるための基本的な装備はバッチリ!どうですか?そんなにハードル高くないでしょ?

 

次は持ち運ぶべきものに触れていきましょう!

WRITER

tomohiro

エモを中心に枝葉を伸ばして聴いています。アナログな人間でありたいと思っています。野菜がたくさんのったラーメンが好きです。

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