disc reviewcllctv. 企画 bookshelf vol.5 ライブレポート

tomohiro

cllctv.主催企画、bookshelf。shijun企画となった前回vol.4より約1年、今回はvol.3と同じく、Tomohiroの主催企画となりました。まずは、このイベントを作り上げてくれたハポンの皆さん、モモジさん、出演いただいた皆様、そしてなによりこのイベントに来場くださったたくさんの皆様、素晴らしい一日を一緒に作り上げてくれて、本当にありがとうございました。

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今回、vol.5はささやかな裏テーマのあった開催でした。それは、僕が2018年にcllctv.を通じて出会い、相互に関係性を紡いできた、colormalとcorner of kantoの2バンドが同じライブで演奏する場を作ること、そしてライブ会場が名古屋であることでした。

一つ目に関しては、そもそも僕の中でも、シーンの中でもエポックメイキングだった2つのリリースが2018年にあり、その2バンドが相互にうっすらとつながりを感じていたことが発端です。そして図らずしも、この2バンドはcllctv.のインタビューに答えてくれました。そうなると、当然僕がその縁を繋げたくなります。それはある意味バンドマンでも、イベンターでもない、1リスナーとしてレビューをしていた僕だからこそフラットに取り組めたことのように思います。

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二つ目に関しては、僕が東京に活動拠点(というか住む場所)を移す前から強く目標にしていたことでした。ここら辺は過去にも語ったような気がするので簡潔に済ませますが、「外のバンドマンから訪れにくい土地に見えている名古屋に、しっかり良いバンドを招致する」ということです。これは東京に住んでも気持ちとしては変わらず、今回も名古屋開催となりました。
まぁざっくばらんに言ってしまえば、前述の2バンドが、「一緒にライブやりたい、名古屋のハポンに出たい」と言っていたので、ほなら実現させたろかいとなったという運びですね。

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そして、当然ながら東京と大阪2都市から訪れる彼らを迎え撃つ名古屋のバンド、これも非常に重要な要素です。今回は、vol.2の際に出演いただいて以降の付き合いとなる、名古屋の円熟ポストロック/オルタナophillと今年出した音源が完全にネクストレベルでこれからの躍進も強く確信させられたギターロック、Rain caughtsにお願いしました。ophillのポストロック初期世代感とcorner of kantoの原点志向、Rain caughtsの繊細なしなやかさとcolormalのエッジーな感性、この2軸がお互いに刺激を受けあってくれたら楽しそうだなと思ったのです。皆さんはどのバンドが印象に残りましたか?
さて、毎度ながらはじめの言葉が長くなってしまいましたが、以降ライブ映像、写真と合わせてあの日の熱量を少しでも思い出してもらえたら嬉しいです。

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WRITER

tomohiro

エモを中心に枝葉を伸ばして聴いています。アナログな人間でありたいと思っています。野菜がたくさんのったラーメンが好きです。

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