disc reviewmail interview Gue meets cllctv.
Tomohiro 少し堅苦しい話になってしまいましたね。次の質問に移らせて下さい。好きなバンドや、バンドとして目指している方向性、形について教えてください
谷 好きなバンドはbloodthirsty butchers、Travis。後は大学3回生の頃に80年〜90年代後期までのUSインディーミュージックにハマったんですけど、マイブラフォロワーであるLilysのシューゲイザー作品(初期)から受けた影響がめちゃくちゃでかいです。Gueの曲では『Knock』や『フィールド』にその成分が結構入ってます。音像とメロディーのアンサンブルが凄く綺麗で、今でもずっと聞いてます。
谷 バンドの方向性としては、どんどん歌をフォーカスしてきて、伝えたい内容も具体的なバンドになってきたので、シンプルにこの延長線上を楽しみたいです。ただ僕たち、作曲が1曲1曲一生懸命過ぎるので、良い意味でもう少し気の抜けた適当な曲も作りたいです。
Tomohiro ちょうど結成時期にインディーとの出会いがあったのですね。出会った頃のGueの曲はそれこそブッチャーズやカウパーズを彷彿とさせるようなジャパニーズオルタナのヒリヒリ感があって、2nd, 3rdの流れでいわゆる洋楽っぽいというか、温度感をやや低めにとってメロディ、詞と演奏との比重をフラットに取るような曲作りの仕方になってきたように感じていたので、もっと根本的なところに流れていたことに気づけませんでした。(それこそ3rdの”世界には響かない”はモロに去年のフジのTravisを思い出しました。)
Tomohiro シューゲイザーのメランコリックな要素は僕らの耳にもすごく馴染みがいいですし、それによって時折顔を覗かせるわずかな陰がいいアクセントになっていると思います。そういえば以前、Now, Nowが好きだという話で盛り上がりましたね。あれはインディーとシューゲイザーのいい部分を合わせたバンドだと思います。
谷 ︎Now,Now最高ですよね。それこそLilysで味わった感動の先に望んでいた音楽的要素があったので大興奮でした。