「 US 」に関する記事一覧(66件)

DISC REVIEW

2021年10月8日

夜半に芳る、春雷の芽吹き

LowHey What 轟く残響、異常性の皮を被りながらその芯に慈しみを持つノイズ。そこに重ねられる重力を持った男女の和声。これは全くもって事件なのではないだろうか。スロウコア、サッドコアの根元にその名を挙げられるミネソタ...

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2021年10月1日

果てなき紺青、先導の灯火なお明るく

deafheavenInfinite Granitedeafheaven、嗚呼deafheaven。ポストブラックの新たな地平を切り開き、時代の先導者として先陣を切りシューゲブラック、ブラックゲイズの躍進をもたらした彼らは僕の憧れのバンドの一つである。...

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2020年11月23日

幕を降ろす哀悼の中、切れ目の碧空たらんことを

Touché AmoréLamentUS激情ハードコアの2本柱として長くその活躍を続けているバンドがいる。一つはPianos Become The Teeth、そしてもう一方がTouché Amoré。どちらのバンドもEpitaphとい...

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2020年11月16日

鉄音の軋む電機兎、常闇の穴へと

Code OrangeUnderneathアメリカ、ペンシルヴァニアから来たる5人組、激ヘヴィネスアクト、Code Orange。これまでも重く、早く、うるさいメタリックハードコアアクトとしての活躍があり、来日時もそのハードなアクション性で大...

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2020年11月8日

生臭い月夜に忍び寄る、破壊と生命の旋律

LiturgyH.A.Q.Q.一聴して判別のつかない音楽と非音楽の境目。そこに邪教崇拝的禍々しさを秘めながらも、深きものが来たるように這い寄る荘厳なノイズとスクリームの雨。deafheavenと並び称されるBlackgazeの最右...

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2019年4月24日

層雲を抜ける一矢突き抜け、青い尾を引く

AstronoidAstronoidUSマサチューセッツ出身、メロディック・シューゲイジング・メタルを確立した4人組Astronoidの2ndアルバムとなるセルフタイトルアルバム。彼らに関しては、耳の早いメタルリスナーに関しては、すでに...

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2019年4月8日

若さに任せた感性とエネルギーで、ネオクラシカル新時代へ

Artificial LanguageThe Observerネオクラあるある:古臭い   というわけで、今回はなかなか喧嘩売りめな文句を冒頭においてしまったが、カリフォルニアの若き6人組Tech-ネオクラとでも呼ぼうか、Artificial Lang...

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2019年3月25日

かつての陽光は白亜に宿り、月下にて冷光を放つ

CopelandBlushing アメリカはフロリダ出身のビューティフル・エモ、Copelandの4年ぶりとなる新作。このバンドを聴くきっかけとなったのは、去年colormalのメールインタビューを敢行した時に、彼が自身の楽曲のリフ...

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2018年9月9日

4つ切りの窓の向こう、何気ない空と人と歌がある

Seal PupDifficultiesUSはアトランタ在住のJake Cookによるソロプロジェクト、Seal Pupの1st album。 最近、というかついぞ昨日友人と、 「今はサブスクの時代だけど、結局白盤とかでCDを作って、物販で...

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2018年5月29日

沈む夜半に、衣擦れの間を埋める吐息と残響

Now, NowSaved僕実はNow, Nowがすごく好きなんですよ。いや、知ってたかもしれないんですけど、すごく好きなんです。初めて彼女たちの音楽を聞いたのは多分3年くらい前で、     この動画を見...

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