disc reviewInternal Meeting Compilationリリースに向けて

tomohiro

みなさん、お世話になっています。cllctv. トモヒロツジです(Tomohiroよりもトモヒロツジの方が馴染んでる気がするので)。

4月頭に動き始めたInternal Meeting Compilation、なんとかスケジュール通りに進み、今は5/1のリリースに向け最後の詰めの段階に来ています。まだリリースするまでは安心してはいけないのですが、一旦見通しが立ったこともあり、こうして文字を書いています。

正直見切り発車もいいところ、勢いだけで走り出した企画だったのですが、結果として30組ものアーティストが参加してくれる非常に豪華なコンピレーションとなりました。サイトを公開してから声をかけてくれた方々も、あー、しまった、なんで声かけていなかったんだろうと思わせられる人たちが多く、二つのライブハウスを拠点にして、自分は確かにたくさんの人のつながりを得ることができていたのだと実感させられました。本日21時、サイトで今回のコンピレーションアルバム情報を公開しました。(詳しくはこちら

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今回のジャケットは参加する皆さんから募った写真やcllctv. カメラマン志賀くんの過去の写真などかき集めて、コラージュ的に並べたものになります。昨日(というか今日)の夜中の1時くらいまで全くジャケットの方向性が決まらず気持ちが死んでいたのですが、薫人がイメージとしてあげてくれたPhoenixの『Alphabetical』がバチッとハマって、それをオマージュしつつ作りました。ありがとう、Phoenix。スペシャルサンクス。このジャケットを見た人がいつでもデイトリップやハポンの空気を思い出してもらえるように、ライブ感のみを出し過ぎないような写真の選出にしてみましたがいかがでしょうか。

 

個人的に今回の企画を進めていく中でかなり嬉しかったのは、参加してくれた人たちの熱量が僕らの想定よりもずっと高く、時間も場所も限られている中で多くのバンドが新しく曲を作ったり、レコーディングをしてくれたものを提供してくれたということです(もちろん、既存曲、新曲問わずそれぞれが参加できる形で参加してもらうのが本コンピレーションの意図なので、そこに貴賎がないことだけは改めて申し添えさせていただきます。参加いただいた皆さん本当にありがとうございました。)。とあるバンドは活動休止中にも関わらず未発表だった音源を出してくれたりも。本企画を主催する僕、薫人もそれぞれのバンドで新曲を書き下ろしました。結構忙しかったですけどなんとかなるもんですね。

僕は今回初めて、遠隔での作曲というものをしてみました。自分のパートとドラムを打ち込んだデモをメンバーに送り、弦楽器組は家のインターフェースでレコーディング、ドラムは僕の打ち込んだものへの修正指示、という流れで通話繋いでみんなで相談しながら作りました。タイトなスケジュールに乗ってくれたメンバーにはとても感謝してます。意外とこういうやり方でも曲ってできるんだなと実感するいい機会になりました。昨今の情勢で僕は4月頭から在宅だったので、隙を見つけてはボーカル録ったりフレーズ考えたりしてました。奇しくも恩恵を受けた形になります。同じようにしてオンラインレコーディング的に進めてくれたバンドもいくつかいるみたいですね。これからはこういうやり方がもっとスタンダードになっていくんでしょうか。

 

また、今日で全ての参加アーティストの応援メッセージが公開となりました。もしまだ読んでいない方がいらっしゃるのなら、ぜひ読んで欲しいです(コンピページの各アーティスト写真をタップ!)。参加アーティストの皆さんからコメントが寄せられる度に胸が熱くなる思いがありました。

こうしていろんな人のいろんな想いと努力が込められたコンピレーション、リリースの暁にはたくさん聞いてあげてください。ぜひbandcampでも買ってください。現地時間の5/1中は、bandcampの売り上げは手数料なしでダイレクトに受け取れるそうです。水を得たようなタイミングでありがたい。ぜひ現地時間5/1中(日本時間の5/1 16:00 ~ 5/2 16:00らしい)の購入をよろしくお願いします。

 

きちんと5/1にリリースできるように、あと一踏ん張り、予断なく進めていきたいと思います。

どうぞ引き続きよろしくお願いします。

WRITER

tomohiro

エモを中心に枝葉を伸ばして聴いています。アナログな人間でありたいと思っています。野菜がたくさんのったラーメンが好きです。

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