disc reviewライターshijunの2016年聴いた音楽

shijun

Shijunです。

2016年ももう早いもので終わりを告げようとしていますね。去年に続いて今年の個人的な音楽遍歴とかをゆるゆるだらだらと振り返って行こうと思います。

今年の頭、ライブ初めとして選んだのはかなり久々のライブとなる住所不定無職。名古屋在住の私が高円寺UFO CLUBまで赴いてまで見たそのライブで住所不定無職以上の衝撃を与えてくれたのが坂口喜咲。ex.HAPPY BIRTHDAYってこととHAPPY BIRTHDAY数曲の知識のみで行ったので「しゃかいのごみのうた」聞けないかな、ぐらいの気持ちの俺を撃ち抜いたのが「DO-SHE-YOU」と「ミーはでくのぼう」の二曲。

そのまま坂口喜咲のツアーも観に行き、気になっていたCHAIも観れた。ライブすごく楽しかった。

そんなCHAIも出ていて見ることができた下北沢SOUND CLUSINGもだいぶ自分の音楽ライフに影響を与えてくれた。再始動したマスドレとか久しぶりに見たふくろうず、my letterTHEラブ人間もよかったけど、衝撃的だったのは初めてライブを観たCICADA、ゆるめるモ!、そして大森靖子。

CICADAとはありがたいことに1月に対バンさせていただくことになり、今からドキドキ。

ゆるめるモ!はその時期ちょうどでんぱ組にはまったこともあって、なんとなく観に行ったんだけど、「Hamidasumo!」ぐらいしか知らなかった俺に衝撃を与えたのは「only you」。

普通のアイドルっぽい曲も多いセトリの中で異質な、ドラッグパーティーみたいなトリップ感に捕まれました。後からいろいろ追ってた中では「人間は少し不真面目」もよかった。

で、ゆるめるモ!を聴くきっかけになったでんぱ組.incもハマったのは今年。はまったきっかけの「サクラあっぱれーしょん」、渋谷系を源流に持つ「くちづけキボンヌ」あたりも好きだけど、一番気に入ったのはBiSに曲書いてる松隈ケンタの「ブランニューワールド」かな。

でんぱつながりではアイドル以外にもVelvet Peach Sevenとか、DJみそしるとMCごはんとか、かせきさいだぁ=とか、色々面白い出会いがありました。

大森靖子は元々ピンクトカレフとのコラボアルバムをめちゃくちゃ聞いてたんだけど、今年はソロ音源で惚れ直しました。レビューも書いたけど、今年発売の「TOKYO BLACK HOLE」がまたいいアルバム。

すでに好きだったアーティストの今年発売のアルバムと言えば、ふくろうずの「だって、あたしたちエバーグリーン」と、TAMTAMの「NEWPOESY」は特に良かった。

ふくろうずのアルバムは原点回帰感があって、一番自分が好きだった頃の感じに近づいててよかった。

逆にTAMTAMの方は、今までの要素を引き継ぎつつも完全に新たな境地に入った感じ。DopePop

あと今年発売だからってわけでもないけど、挫・人間にもはまった。ただのアングラパンクバンドかなと思ってたけど、ブラックミュージック的な要素も入ってたりして、近年のシティポップムーヴメントにも接近できそうなのに全然できてない感じが最高。

今年のムーヴメントといえば日本語ヒップホップかな。フリースタイルバトルの大会のDVDなんかもちょくちょく見たり。UMBの名古屋予選見に行ったり。DOTAMAはサウンドクルージングで見たし、ハハノシキュウとMSCの音源は結構聞いてた。

日本の「これから来るぞ」って感じの若いバンドもいくつかハマったのがあるので紹介。

SATORIはちょっと初期BoATっぽい手触りがツボ。

ハシグチカナデリヤは僕がやってるバンドの自主企画にも出ていただいて本当に嬉しかった。

あとこちらも自主企画に出てもらったsoratobiwo

楽曲も最高だし、打ち上げで色々音楽の話できたのも今年のいい思い出の一つ。

今年はまった、ってわけじゃないけど、cllctv.企画に出ていただいたそらとあめも。

新音源もほぼ完成しているそうなので、来年が楽しみです。

バンド経由で言うと、RO69JACKも結構面白い出会いが多かった。

色々出会ったけど、特にacullhieは「ドラムンベース+宇多田ヒカル」みたいな感じで今後が楽しみなバンドの一つ。

ここまで日本人ばっかりになっちゃったけど、

海外バンドも結構色々漁った年だったので、何個か気に入って聞いてたの貼っておきます。





ジャンル的なことでいうとVaporwaveの良さも再確認した。ノスタルジックさ。



最後に本当に個人的な話になりますが、今年は色々な方面から音楽に関わっていけた年になりました。リスナー、ライターとしてだけでなく、イベンターとして、バンドマンとして、DJとして。そしてそれぞれの方面で、それぞれ色々な音楽に出会うことができました。ここでは紹介しきれないほどに。一人でPCと向き合って音楽を探しているよりも、遥かに多くの素敵な音楽に出会えたんじゃないかなと思います。

2016年、なんらかの形で関わってくださった皆様方に、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そして今後ともよろしくお願いします。そういった関わりの中で得てきた音楽を、少しでも多くこのサイトで紹介していければと思っています。

2017年もcllctv.をよろしくお願いいたします。

WRITER

shijun

ポップな曲と泣ける曲は正義です。female vocalが特に好きです。たまに音楽系のNAVERまとめを作ってます。なんでも食べます。

このライターの記事を読む